『花串カステラ』と、その系譜

花串カステラ 駄菓子

花串カステラは駄菓子の定番ですね。

子供の頃に食べた味がそのまま守られていて感激してしまいます。
昔から大好きで、駄菓子屋へ行くと必ずと言っていいほど一本買っていました。
今食べてもおいしいです。

大人になった今は、大人の購買力でついたくさん買ってしまいそうになりますが、思いとどまって一袋ずつ買って楽しんで食べています。

花串カステラとは

花串カステラは明治時代に名古屋で作られたもので、花の形をしたカステラを串に刺したものです。

味はカステラにまぶした砂糖の甘みが強く感じられます。
砂糖はカステラの腐るのを防ぐ防腐剤の役割も担っています。

カステラ生地の原料は卵と小麦粉、砂糖と水飴です。
それらを混ぜてトンネル釜で焼き、砂糖をまぶすと花串カステラの出来上がりです。

今は和三盆を使ったカステラや生カステラなど、高級なカステラがいくらでもありますが、それら高級カステラとはまた違ったおいしさですよね。

花串カステラの名前の由来

花串カステラ

花の形のカステラというけど、どこが花なの?ただの歪な丸に見えるけど、と思うかもしれませんが、焼き目の付いた方の面をよく見ると、花の形の模様になっています。

花模様のカステラを串に刺しているから花串カステラですね。
そのままのネーミングです。

花串ではないカステラも昔はありました

私が子供の頃は、カステラは駄菓子屋の当てものの定番でした。
当りクジを引くと、大きなカステラがもらえます。
ハズレても普通のサイズのカステラがもらえますので、がっかり感は少ないです。

紡錘状のカステラに串が刺さっていて、先っぽが赤くなっているともう一本もらえるという連続当てタイプもありましたね。

花串カステラの系譜

名古屋の美濃鎌がその発祥です。
そして現在のメーカーも全て名古屋にあります。
花串カステラといえば名古屋なのです。

まず、美濃鎌から弟子が独立し、美濃金製菓と朝日軒ができました。

その後、美濃金製菓からは永井製菓ができ、
朝日軒からは梅田製菓ができました。

梅田製菓からは鈴木製菓と稲吉製菓と佐藤製菓ができています。

花串カステラのメーカーは、すべて師弟関係なのですね。

美濃鎌━ 美濃金製菓━ 永井製菓
┗ 朝日軒━ 梅田製菓━ 鈴木製菓
┣ 稲吉製菓
┗ 佐藤製菓

『花串のカステーラ』稲吉製菓

花串のカステーラ 花串のカステーラ

二本ずつ袋に入っていてお手頃価格でいいですね。
1本には4個のカステラが刺さっています。

『カステーラ』佐藤製菓

花串のカステーラ 花串カステラ

6本入りでパンダのイラストがパッケージが描かれています。
通称パンダカステラです。

微妙にかわいくないパンダですね。

1本には5個のカステラが刺さっています。

『花串カステーラ』梅田製菓

花串カステーラ

昭和15年、創業です。
梅田社長のお父さんが朝日軒の弟子だったそうです。

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『花串カステラ』鈴木製菓

花串カステラ 鈴木製菓 花串カステラ』鈴木製菓

駄菓子情報

『花串のカステーラ』稲吉製菓
名称菓子
原材料名小麦粉・砂糖・卵・植物油・膨張剤
内容量2本
製造者稲吉製菓
〒454-0038
名古屋市中村区猪之越町2-3-22
『カステーラ』佐藤製菓
名称焼菓子
原材料名小麦粉・卵・砂糖・水飴・膨張剤
内容量6本入
製造者名古屋市西区五才美町262番
佐藤製菓
『花串カステラ』鈴木製菓
名称焼菓子
原材料名砂糖、小麦粉、卵、水飴、植物油脂、
膨張剤、(原材料の一部に大豆を含む)
内容量1本
製造者鈴木製菓有限会社
名古屋市西区枇杷島5丁目21番7号
駄菓子
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