サンヨー製菓株式会社の「モロッコフルーツヨーグル」です。
サンヨー製菓は大阪の駄菓子メーカーです。
昔はチョコレートやビスケットも作っていたそうですが、50年ほど前からはモロッコヨーグル専門になったそうです。
モロッコヨーグルは昭和36年発売開始です。
昔からある駄菓子ですね。
私が子供の頃も駄菓子の定番でした。
駄菓子屋に行った時にこれを買うのが楽しみでしたね。
丸っとしたかわいらしい容器に入ったクリームを、木でできた付属の匙ですくって食べます。
匙だとすくい切れなくてちょっと残りますよね。
子供の頃は指ですくって舐めてました。
容量が小さいのですぐ食べてしまいます。
もっと食べたいという要望に答えたジャンボヨーグルもあります。
フルーツヨーグル
1個3.7gです。
こちらが通常サイズですね。
ペロッと食べられます。
少し物足りないかもしれないサイズです。
ジャンボヨーグル
1個43gです。
通常サイズの約12個分ですね。
もともとはパンに塗って食べたいというリクエストに答えるために、大容量のヨーグルを作ったことがきっかけだそうです。
ヨーグルを好きなだけ食べたい人には夢のような商品ですね。
今では定番商品になっています。
モロッコは何となくです
なぜ商品名にモロッコが付いているのでしょうか?
今はヨーグルトのイメージといえば、ブルガリアやギリシャを思い浮かべますね。
でも、モロッコヨーグルが発売開始になった昭和36年はまだヨーグルトに明確なイメージはなかったのです。
何となくヨーグルトっぽいイメージのある地名から語呂の良いモロッコを選んで、モロッコヨーグルと名付けたそうです。
適当な時代ですね。
それから約60年もそのままの商品名で販売を続けているのがすごいですね。
容器の形は昔のヨーグルトをモチーフにしています
ヨーグルは容器の形が特徴的ですね。
丸っこくてかわいらしいです。
象の足の形に似せてあるという一説や、そのためにパッケージが象になっているという一説がありますが、そうではありません。
実は、ガラス製のヨーグルト容器に似せた形です。
そのような容器は昔はよく使われていたのですが、回収・洗浄するリサイクルの手間や破損の対応コストのために今ではあまり見かけなくなりましたね。
現在でも実在する数少ない例として、三重県伊勢市にある山村乳業は今でもガラス瓶のヨーグルトを販売しています。
ヨーグルの容器の形にそっくりですね。
ここのヨーグルトはとても美味しいです。
ヨーグルトではありません
ヨーグルトのようでヨーグルトではない、ヨーグルです。
ヨーグルトは牛乳から作りますが、ヨーグルには牛乳は入っていません。
原材料は植物油脂と砂糖とブドウ糖です。
簡単に言うと、植物性ホイップクリームのようなものですね。
名前から連想するイメージで、何となくヨーグルトのような気分になってしまうものです。
名前って大事ですね。
象のパッケージです
パッケージデザインは現在のものが3代目です。
初代からずっと象がデザインされています。
このパッケージのために、容器の形が象の足に似せているという説ができたのですね。
象にした理由は、
池田社長:そうです。お菓子は子どもが買ってくれるものですよね。その子どもさんたちに、象のように強く優しくたくましく育って欲しいという祖父の思いがあって、それでこういうイラストを発注したそうです。親子仲良く、という意味も込めて親子の象の絵になっています。一番新しいデザインをもう20年ぐらいは使ってますね。
https://www.hotpepper.jp/mesitsu/entry/chimidoro/17-00257
当たり付きです
フタの裏側に「あたり」「はずれ」が書かれています。
当たりが出たらもう一個もらえます。
連続当てと呼ばれる当て物ですね。
1箱には当りが10個入っています。
1箱70個入りですので、60個が正規の商品数で、10個は当たり分のおまけということですね。
当たり付きは通常サイズのフルーツヨーグルのみです。
ジャンボヨーグルにはありません。
駄菓子情報
名称 | 菓子 |
品名 | フルーツヨーグル |
原材料 | 植物油脂(大豆油を含む)・砂糖・ブドウ糖・ コーンスターチを原材料とする。酸味料 ・甘味料(ステビア)・調味料(アミノ酸)・ 食塩・香料(オレンジオイル)・乳化剤・酸化防止剤 |
内容量 | 1コ当り3.7g |
製造元 | サンヨー製菓株式会社 大阪市西成区橘1-12-24 |
コメント