株式会社明治のカルミンです。
1921年(大正10年)に発売開始されたロングセラー商品です。
これは清涼菓子ですが、ラムネではないように思います。
原材料に澱粉(コーンスターチ)が含まれていないので、ちょっとカテゴリー的にはラムネとは別物にしておきますね。
バスと舟酔いの酔い止めとして、遠足とかの定番菓子でした。
2015年3月末で生産・販売中止
先日ニュースになりましたが、この3月で生産・販売中止になります。
90年以上の歴史を持つロングセラー商品ですが、100年になる前に終わるようです。
「味」や「パッケージ」は90年前とおおむね変わっていません。
そんな「カルミン」も時代の波には抗えず、「市場環境の変化」に苦しみ、販売終了という決断に至ったそうです。
製造は明治製菓シンガポールでされていて、日本の明治製菓が輸入し国内で販売しています。
シンガポールでの製造を終了するということのようですね。
カルミンの名前の由来は
ご想像通り、カルシウムとミントを合わせてカルミンです。
甘さの強いお菓子が多かった発売当時、「ミント」の清涼感を味わえると人気を博しました。
「ミント」だけでなく「カルシウム」も添加して、「栄養菓子」という位置付けで売り出したそうですね。
発売時のキャッチコピーが「世界唯一のカルシウム入り栄養錠菓」でした。
錠剤に書かれているMSは、明治製菓(Meiji Seika)の略です。
かつては色々な味がありました
ココアカルミン
パパイヤカルミン
チェリーカルミン
苺カルミン
カルミンイチゴ
今ではもう販売されなくなっていますね。
本家のカルミンも終了すると、カルミンは絶滅になります。
味は定番のミント味です
銀紙でタブレットが包まれています。
開封すると、ミントの香りがしますね。
味はもちろんミント味ですが、甘さも感じます。
酸味はありません。
子供の頃はこのミント味があまり好きじゃなかったのですが、酔い止めになると思ってバスや船に乗る時に食べてました。
大人になると美味しく感じますね。
ついポリポリと食べてしまいます。
こちらは戦前のカルミンのパッケージです。
肉桂(シナモン)と書いてありますが、ミントではなかったのでしょうか?
製品情報
名称 | 清涼菓子 |
原材料名 | 砂糖、植物油脂、ゼラチン、骨カルシウム、 乳化剤、香料、(原材料の一部に乳成分を含む) |
販売者 | 株式会社明治 71 136-8908 東京都江東区新砂1-2-10 |
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