『ツチタナのピースラムネ』土棚製菓

土棚製菓の「ピースラムネ」です。

しっかりしたセロファンに包まれたコイン形のラムネです。

これは私の子供の頃に食べた、当てもののラムネくじの味です。
ラムネ好きになった原点の味です。
当時の味がそのままに残っていて感激します。
当てもののラムネくじはもう絶滅してしまいましたが、ピースラムネは今でもamazonで買えますので幸せです。

くちどけと味が別物です

口の中に入れるとさらっと溶けていき、まろやかになり消えていきます。
とても軽くて空気のようですね。

スッとした清涼感ではなくて、ほんのり甘酸っぱい味ですね。
これは粉砂糖と酒石酸を使って作っているためです。
ブドウ糖とクエン酸を使用すると清涼感が出ます。
森永や春日井製菓のラムネなど今売っているラムネのほとんどはブドウ糖・クエン酸を使用するタイプですので、ピースラムネ系は珍しいですね。

ゼラチンを溶かした水に、粉砂糖、酒石酸、でん粉を混ぜて手で荒ごねし、かくはん機で完全にこねあげたものを木型に詰めて形を作ります。
形が整ったものを網の上に打ち出してガスで乾燥させて出来上がりです。

今でも手作りで製造し、一個一個セロファンで手巻きしているため、大量生産は難しいそうです。

こうしたこだわりの作り方をしているメーカーは年々減っているそうです。
ピースラムネの元祖は浅草の本多製菓なのですが、すでに閉業されてます。
今でもピースラムネを作っているこちらの土棚製菓と東京ニコニコラムネ製菓本舗にはこれからも続けていただきたいですね。

土棚暁雄

子供の頃にラムネくじで食べた懐かしい味が今でも食べられて感激です。これからも作り続けてほしいです。